ビットコイン現物ETFとビットコイン先物ETFの主な違い!

ビットコイン現物ETFとビットコイン先物ETFの主な違いについて、分かりやすく説明しようと思います。

ビットコイン現物ETF

ビットコイン現物ETFとは、ビットコインを実際に購入することなく、株式市場で取引できる投資商品です。
ETF単位を購入することで、ビットコイン価格の動きに連動する投資が可能になります。

投資対象

ビットコイン現物ETFは、実際のビットコイン(BTCの現物)を保有および管理します。
つまり、ETFの資産は実際のビットコイン(BTC)であり、ETFの価格はビットコインの市場価格と密接に連動します。
実際にビットコインを持つのが不安な場合でも、ETFなら信頼性の高い証券会社を通して購入&資産管理できるので、参入のハードルが低くなりますね。

価格動向

BTCの価格とビットコインETFの価格はほぼ同じです。
米ドルや金などの資産と連動するように設計されたステーブルコインと同じイメージですね。
BTCの価格が上昇すれば、ビットコインETFの価格も上昇し、逆も然りです。
価格差異(プレミアムまたはディスカウント)は、ETFの運用コストや需給要因によって生じることがありますが、一般的には小さなものです。

リスクとリターン

ビットコイン現物ETFは、ビットコイン自体の価格変動に直接さらされるため、ビットコインのリスクとリターンを反映します。
したがって、ビットコインの価格上昇に対するポジティブなリターンが期待されますが、価格の下落にも同じくらいのリスクが伴います。

ビットコイン先物ETF

ビットコイン先物ETFとは、ビットコイン価格の将来予測に基づいて取引される投資商品で、実際のビットコインの購入ではなく、将来の価格変動に連動して投資することができます。

投資対象

ビットコイン先物ETFは、ビットコインの先物契約を取引し、その価格動向に連動します。
先物契約は将来の特定の価格でビットコインを購入または売却する契約です。

価格動向

ビットコイン先物ETFの価格は、ビットコインの将来価格を予測し、それに基づいて形成されます。
そのため、ビットコイン自体の現在の価格とは必ずしも一致しません。
特に、コンタンゴ(先物価格が現物価格よりも高い状態)や、逆コンタンゴ(逆の状態)といった現象が影響を与えることがあります。

リスクとリターン

ビットコイン先物ETFは、ビットコインの価格変動だけでなく、先物市場の動向にも影響を受けます。
したがって、ビットコイン自体の価格変動に加えて、コンタンゴや逆コンタンゴといった市場要因による価格変動もリスクとなります。